2012年8月6日月曜日

IBAF主催Technical Commissioner’s(TC)クリニックへの参加

��月末にTechnical Commissioner’s(以下TCと記載します)クリニックに参加する予定です。日本で開催されますが、アジア圏の方々が多数参加する国際会議的な勉強会となっています。勉強会に参加する前ですから、TCの具体的な役目というのは良くわかりませんが、我々が世界大会を戦う上で、大会運営行なう事務局的な役割をされているということだけは理解しています。日本では、現在審判委員長の麻生さんがこの役目をされています。
国際大会においては、色々な国から審判やこのTCが参加しているため、統制を取るのが大変難しいようです。特に試合において、大きな揉め事などがあると国際問題に発展する恐れがあるため、TCが仲裁に入り、採決を下すことになります。非常に難しいポジションであることは間違いないです。ラフプレーやビーンボールなど日本では考えられないような事項が盛り沢山の中での任務遂行だから特に大変でしょう。
その他、TCの面白い役割の一つに罰金行為の監視というものがあります。国際大会では、禁止行為が大会規約に記載されてあり、これに逸脱すると罰金を試合後に徴収するという取り決めとなっています。三塁コーチャーがホームランを打った選手とホームベースを踏む前にハイタッチの禁止、スリーアウト後にファンサービスで野手がスタンドにボールを投げ入れる行為の禁止、ラフプレーの禁止などが例にあげられます。
これをTCが監視し、違反した行為あれば罰金キップを切ります。因みに罰金の金額は、ラフプレーが一番高く、他は軽微で20ドル程度です。私も国際大会における三塁コーチャーとしてデビューした際にハイタッチで罰金を徴収されました。当時の事務局の方からは笑われましたが、ルールを熟知しておかないと行けないと再確認した事項でもありました。
このようにTCは国際大会を熟知していなければならず、現在の麻生さんは凄いと常日頃から感じています。色々な国の方々との共同作業、共同生活ですからご苦労は大変なものであると思います。このような方々のお蔭で、試合ができるわけで感謝をしなければ行けないなと記述しながら、改めて思う次第です。
そう言えば、中国広州で行なわれたアジア競技大会にて、麻生さんから「( 小島JAPANは)マナーときびきびしたプレーぶりは、今までの日本チームにあっても上位に値する」とお褒めの言葉を戴きました。試合に勝つことが最重要事項ですが、代表チームのその他の目的に、日本の野球を発信するという大きな使命も担っています。そういう意味では、まとまりを欠く日本のプロ野球チームがでるよりもアマチュアチームがこのような大会に出た方が普及という観点からはいいのかもと考えます。
TCクリニックでしっかり勉強して、また皆様にご報告します。



0 件のコメント:

コメントを投稿