2012年8月6日月曜日

指導の留意点~目標

甲子園に出場したことがないという、いくつかの高校を訪問したことがあります。その殆どが「甲子園出場!」をチームの目標に掲げています。
その時々に「本気で甲子園に行くつもりありますか?」と聞いてみます。選手全員、「ハイ!」と応えます。
しかし、指導者に同じ質問をすると正直、行けたらいいなという程度の方が殆ど・・・
甲子園常連校であれば、監督、選手とも自信を持ってハイと答えるのでしょうけど・・・。
「どうしたら甲子園に行けるのか」の解はないのでしょうが、少なくとも次の点は、必要条件となるのかと思います。
①相手を上回る技術力ある選手を多く保有する。
②相手を上回る体力(決勝まで戦い抜く体力)を保有する。
③相手を上回る精神力を保有する。
④戦術に長けた監督を保有する。
⑤チームワークに富んでいる。
この必要条件をクリアできれば、90%以上の確率で甲子園に行けると思います。
但し、このようなチームは、殆どゼロに近いでしょう。いずれかの要件が、相手より劣っていたり、勝っていたりしているものです。
したがって、自チームの弱点を知り、強みを最大限に活かす戦略をとることが戦う中で重要となります。本気で甲子園に行くためには、少しでも強みを増加させる、勝負できるポイントを高くすることが必要になります。
年頭(新チーム)に毎年の目標、方針を立てますが、ややもすると今の時期には風化し、日々の練習に忙殺されることもしばしばです。
「自チームの目標は?」
「目標を達成しようとする強い気持ちがあるか?」
「達成のための手法は適当か?」
「選手と目標が共有できているか?」
など今一度、振り返る時間を持ちましょう。
「本気になる=必死になって考え、行動に移す」です。
書きながら、またもや猛省しております。


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