2013年3月8日金曜日

侍ジャパン 1次ラウンド キューバ戦を終えて

「結果を論じても…」と思わるかもしれませんが、昨日のキューバ戦を振り返り、今後の侍ジャパンの戦い方を少し検証してみようと思います。
��次ラウンドを見る限り、ベンチは今の打撃陣では点数がとれないとの判断をしているように観てとれます。
特に先取点にこだわり、何がなんでも先制をするというような作戦が多いように思います。プロ選手が普段あまりやらないような序盤からのバントが多用されています。この作戦が逆に投手陣にプレッシャーをかけ、リードするまでは1点もやれないという気持ちに追い込み力んでいるように感じます。
はっきり言って今のキューバの投手は日本のプロ野球の中でも1流の仲間にも入れないと思います。ボールの変化は日本人にいないような変化をするかもしれませんが、ミットが動かないようなコントロールはないし、投げてみないとどこ行くか分からないというようなボールです。また、歴代のキューバのエースと呼ばれていた投手はほとんどが150kmを超えて160kmに届かんばかりの勢いがありましたが、最近のキューバ投手はそれほどスピードがありません。チャップマンは別ですが…。それに加え、アメリカやカナダ、オランダの投手のように身長が極端に高い投手は少なく、体験したことのない角度からボールがくることもないのでゲーム中でも十分対応ができると思います。
山本監督は、ジグザグ打線を押していますが、日本の左打者は世界大会では引っ張れない傾向が強く、打線が機能しづらいと思っています。
前にもブログ内で記載をしていますが、幼少のころからイチローのように上手くレフト方向に流すバッティングが良いと教えられているため、本当の速い球を引っ張ることができなくなっている左打者が多くなっているからです。
打線の左打者の中で唯一引っ張れるのは、阿部ぐらいでしょうか。
今大会で上位をうかがうのであれば、今後、右打者で打線を組んだ方がいいと思います。
長野、井端の1,2番ぐらいでいかがでしょうか?井端はセカンドでも使えるし。
膝が悪い阿部に気を使うのであれば、阿部をDHにして中田を一塁というのも手かと思います。捕手は、相川でもいいでしょう。
個人的には、ショート井端、セカンド本多で行ってほしいのですが。
いずれにしても、ホームランを打てる打者を入れていないので、長打はあまり多く望めず、1点の積み重ねを行うしかないのですが、少ないチャンスを手堅くいくあまりに打者にへプレッシャーがかなりかかっているように見受けられます。
もう少し日本の打線を信じて、自分たちの力を信じてやってほしいと願います。
キューバのメサ監督が日本にいて日本のことを良く知っていると解説が連呼していましたが、申し訳ないですがキューバの野球が変化しているとはとても見えません。
バントを試みたケースを見ましたが相変わらず下手でしたし、まともに選手がバント練習をしているとはと思えません。あれだけ打つことが好きなお国柄ですから。キューバでは、投手は最後になりたいポジションで、花形はショートストップです。
日本の投手であれば、ちゃんと普通に投げればキューバ相手でも3点ぐらいには抑えこめると思います。次にリベンジする機会あれば、打者は4点を目指して序盤から中盤まではギャンブルにでるような作戦、つまり打って出るということを行ってもらいたいです。
少なくともあと1回はキューバとやるでしょうから、昨日の負けを意味あるものにするためにも次に戦ったときは思い切った采配を期待しています。
明日は台湾戦ですが、台湾はまだ日本のプロ野球を自分たちより上とコンプレックスをもっています。自国開催の台湾は異様な力を発揮しますが、日本で行う場合はよそ行きの野球となることが多いように感じています。
そのような意味では、負けて台湾とやることは順当であったのかもしれません。
明日、ぜひ勝って弾みをつけて、再度キューバと戦い、次は勝ってほしいと思います。
頑張れ、日本!



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