2013年12月31日火曜日

Baeball Plus 2013年総括

いよいよあと数時間で2013年が終わります。

今年は色々とあり過ぎ、逆に何をしてきたんだろうと考えてしまいます。

でもやはり、私の今年のトップは東アジア大会での優勝でしたね。

多くのドラフト選手と共に戦えた経験は本当に貴重なものでした。

因果か、バルセロナオリンピックの予選が行われた中国天津で開催されたことも印象深かさを増したと思います。

天津の街並みは、その当時の面影なんて全く感じさせない文明の発達ぶりでただただ驚愕。

20年あまりでこれだけの発展を遂げるとは、やはり中国恐るべしでした。

バルセロナオリンピック予選の時、勿論、当時は選手でしたが、北京から天津に到着するなり、油と水にあたり、極度の下痢の毎日に苦しみながら何とか出場権を獲得したことを今でも鮮明に覚えています。

守備から攻撃に移る合間にトイレに駆け込み、打席間際までトイレに居て、慌てて打席へという繰り返しでした。今で言う、完全な集団食中毒です。

ですが、オリンピックの予選で腹痛でオリンピックを逃すなんてことは許されることではないので皆必死でしたね。

人間なんとかなるもんですね!

このような経験により、私は世界を相手に戦うことにのめり込むことになったのですが。

天津の予選の思い出の一つに今でも鮮明に覚えていますが、山中監督との会話を今でも忘れることはありません。

予選を突破し、オリンピック出場を決めた日の夜に、今後の進路(プロに進む選手とアマに残ってオリンピックに挑む選手の二つに大きく分かれるため)を天津のホテルの監督部屋に呼ばれ、一人一人ヒアリングされました。

その時に年齢的にこのチームでは年長の方でしたし、先発メンバーとしてずっと試合に出場しているわけでもなかったので、

監督に話をされる前に自分から

「代表チームはオリンピックで金メダルを獲得することが命題と思います。私なんかよりももっと良い選手を入れて貰って結構です」

と切り出しました。

皆オリンピックに出たい一心で頑張っているのに自分の方からその道を譲る発言をするなど馬鹿げていると今では思いますが、その時はそう純粋に思いました。

それだけ監督から日本代表、日本代表選手の心得を教えられていた証ではないかと思います。

日の丸をセンターポールに掲げなければならないという使命感を強く持っていたので。

しかし、その進言に対しての山中監督の一言が本当に嬉しかった。

「お前はチームに欠かせない選手だ。試合に出る、出ないではない。チームを纏めろ」と。

とかく日本代表チームと聞けば、技術を第一に思われがちですが、どんなレベルであれ、チームスポーツはチームワークなんですよね。

それからは、ブルペン捕手、内野、外野を全部守りと自分にできることは全部やりました。

本当に良い経験となりました。

今年も終わりを迎えようとしているのに、なぜこのような内容を記載したのかはわかりませんが、来年も日本代表はこうあるべきとブレることなく、突き進まなければとの決意のあらわれと勝手に解釈しています。

侍プロジェクトが始まり、小久保JAPANの打撃コーチもやらせて頂きました。

野球界も大きく舵を切る年に来年はなると考えています。

我々アマ代表には、韓国仁川で行われるアジア大会が待っています。

少しでも野球界発展のために今後も頑張って行く所存ですので来年もよろしくお願い致します。

そう言えば、久々にまじまじと空を見上げました。

空が青く、誰かの歌ではないですが、未来があるように感じました。

苦しくなったら空を見上げてみようと改めて気付いた貴重な一日でした。

今年一年、ブログにお付き合い戴き、ありがとうございました。

皆さま、良いお年を!


2013年12月26日木曜日

スポーツにおける目標について

子供の頃、中年期を迎えた方の会話の中で歳を取って行く度に一年間が早く感じるという会話を良く耳にしたが、まさか自分がそう感じるとはその時は全く思いもしなかった。

本当に一年が早い。

充実している証と他人は言うが、何も出来ずに時が過ぎたと反省ばかりが先に立つ。

来年こそはと反省会を自分1人でやることに決めた!

さて、目標の話をしたついでに、先週行われた高校駅伝、我が母校は長崎県代表として男女アベック出場を果たした。

成績は男子は期待以上、女子は目標に全く届かずというものであった。

しかし、最近のマラソンは入賞狙いとか3位狙いとか優勝を目指してなどと選手が言わなくなった。

おそらく持ちタイムでおおよその順位が分かるからそういうのでしょうが、スポーツは本来一位を目指すことに意義があると思う私には今一つ理解に苦しむ。

特に高校生なんて今までにない力を突然として発揮するし、駅伝の場合、一区の出来が後のレースに大きく影響することが多いことを考えると何位狙いなんて余り意味がないように感じる。

公務員ランナーの川口さんが、なぜ1人で練習をやるのかが分かるような気がする。

たぶん、1番になるためにだけを考えているからだと思う。

2番で褒められよりも出し尽くしたビリケツの方がいい。

責任を自分で負いたいと強く思っているのではないか!

コーチがつくと多分責任をコーチに転嫁してしまうと考えているからでは。

やる前から1番でなくていいやなんて思っていたら多分1番にはなれない。

1番を諦めた時点でそれ以上の力を発揮することはまずない。

火事場の馬鹿力なんて、勝ちたいと思わなければでるものではない。

別に母校を否定しているわけではない。

最近のスポーツ界、規格外と言われるような選手が少なくなっている。

全てが指導者に言われるとおり。

指導者も言うことを良く聞く選手がいい選手。

でもここ一発の勝負どころで力を発揮するのは意外と言う事聞かない選手だったりして。

なんか無鉄砲なレースするなと思われるような選手をファンは期待している。

現場で指導している方から良くそんな他人事みたいに言えるなとお叱りを受けるであろう。


指導方法で確立されたものはない。

例外なんてことも沢山ある。

今は正しくても真理出なかったことも一杯ある。

それでも、スポーツは1番を競い合うことに意義があると思う。

ほぼ毎年連続して全国大会に出場する母校の駅伝部を見ながらそんなことを考えました。








2013年12月20日金曜日

プロ経験者のアマ復帰について

「実は、今長崎県庁職員、公務員なんです!」と野球関係の方に自己紹介するとびっくりされるのですが、それ以上に仕事関係の方に職場同僚が「日本代表監督、侍JAPANの打撃コーチなんですよ」って紹介した際の相手の反応が凄い。
突然すぎて、全く話の内容を理解できないという状況に・・・。
この後の対応は、結構難しいものです。

野球の顔ばかりが前にあるのですが、本職は三菱重工の社員で、現在、長崎県庁で再生エネルギーの普及に携わっている根っからのサラリーマンなんです。

代表監督、侍JAPANコーチの仕事は副業でもなく、お給料は会社から頂いているわけで、真面目に仕事をしないと当たり前のことですが、叱られます。

野球と仕事の両立は、周囲の皆様の理解と協力があってこそ、成り立っているのですが本来はどちらかを選択する必要があるのでしょう。

「野球で飯が食えるか?」。

究極の質問ですが、プロ野球の一部の者を除いて今の日本の野球界では難しいですね。
ましてアマチュア野球の指導者は厳しいと思います。

中学、高校の指導者は学校の先生または事務職員という本業があり、傍らに野球を指導するというケースが殆どで、私の場合と同様と思っています。

基本的にボランティアの精神によって成り立っているのがアマチュア界ではないでしょうか?
よって、指導に携わっているすべての方は、立派な地域貢献を行っているわけです。

今後、プロ野球選手がアマ球界に多く復帰され、仕事としての野球指導者というものも出始めるでしょう。

その道の専門家がその役務を提供して対価を貰うという構図は社会では当たり前であり、特に非難すべきことでもないと思います。

また、専門職の強い人が指導をした方が良い選手が育つ確率は高いと思います。

但し、役務(成果)=勝利ということになれば、今あるアマ球界、特にジュニア層の構図は崩れていくことになるでしょうね。

成果の指標は、勝利が一番分かりやすいのですが、ジュニア期の成果は勝利だけではないと思います。

ジュニア期の成果を何にするかをしっかりと見極めて行かなければいけません。

勝たせる指導者が優秀な指導者であるのは、あながち間違いではないと思いますが、優勝チームを除いた他のチームは殆どが負けチームとなるわけであり、勝負の世界は紙一重的なところもあります。

「勝てば官軍!」確かにそれが世の中ですが、アマ球界が今まで支えられてきたのは、全てがボランティアの精神です。

周囲と協調し、相手をリスペクトすることが特に重要です。

アマ復帰するプロ選手の方に苦言を言っているのではなく、アマ球界としてプロから復帰する方々が増加していくという現実をどう受け入れていくかが今後の課題と思っています。

スポーツの本来の目的、何の為にスポーツがあるのか?という部分、例えば心身を健康にする、社会秩序及び道徳感を植えつけるなど、これからは今まで以上にしっかりと認識して進んで行かなければならないのでしょうね。

指導者またはコーチは、選手をあるべき姿や道に導くためにいるということを忘れてはならないと書きながら再度確認しております。

プロ・アマ融合! 大賛成です。

しかし、アマ側もプロをうわべだけでなく、もっと深く理解していくことが大切かもしれません。

2013年12月18日水曜日

日本代表スピリット!





今年1年は自分自身にとって慌しい1年であったためか、少し余裕が出てきた今は野球のことは考えたくないのかしれません
ブログのネタは沢山あるのですが、中々手が動きません。

とアップが滞った言い訳けをしてしまいました。

ベースボールクリニックに寄稿している「HINT!」ですが2年という月日が経過しようとしています。
このベースボールクリニックという雑誌の初刊は、記憶間違いでなければバルセロナオリンピックの年ぐらいではなかったかと・・・。
バルセロナから帰国してすぐに初めて選手の立場で「オリンピックを振り返り」という題でベースボールクリニックに寄稿した思い出が蘇りました

ちょっとマニアックな雑誌がこのように長く継続されるということは珍しいこと。

それだけ内容が充実している、野球を愛する読者が沢山いるということだと思いますし、何より関わっているスタッフの方々の情熱があってこそ。

私の「HINT」のコーナーがいつまで続くかは不明ですが、読者の方々のお役に立てるように引き続き頑張って行きます。

さて、この2月号HINTにて、ブログ内でも記載致しました来年開催のアジア大会に向けた1次合宿の報告を掲載することとしていますが、特に披露したかったのが代表選手とはという心構え部分です。

代表選手に選出されたならば、自分は何も変わっていなくとも周囲の見る目が厳しくなることを知る必要があります。

「あれで代表選手なの?」「代表選手なのに・・・」などの中傷や批判を覚悟しなければならないということです。

投手であれば抑えて当たり前、野手であれば打って当たり前と見られることになります。

が、代表選手と代表に選出されなかった選手との技術的な差は殆ど無いわけで、絶えず周囲の期待に応えることは不可能です。

したがって、代表選手になったからと言って背伸びしたプレーをすることは全く必要なく、自分の今ある実力を精一杯発揮することに専念することが重要となります。

結果に一喜一憂していると自分らしさも消え、周囲の眼が気になり始めます。

中傷や批判も「期待されればこそ」というぐらいの感覚でいた方が良いのでしょうね。

逆に代表選手に求めるものは、常に平常心で自分のプレーが出来る選手、短期決戦でもあるので好不調の波が小さい選手ということになるのでしょう。

一言で表すと「常にベストを尽くせる選手」。

とは言え、ベストを尽くせたかと問われれば、多くの選手が後悔しているケース殆どです。

逆に選手にとっては、それが当たり前であることも知らなければなりません。

無論、ベストに程遠いようなプレーぶりは論外ですが・・・。

「もう少し、こうやっておけば」とか「まだ力が残っている」などという気持ちが次への向上心であり、明日への原動力となるはずです。

もう一つ、日本代表選手に選出された選手は、他の選手の模範にならなければならないという使命があります。

「自分はこのスタイルでプレーしているから」などど、周囲から見てもよろしくない行動や言動をする人が時々いますが、後輩やジュニア期の選手の模範となるのは代表選手に課せられた使命ですので必然的に変えて行く必要が出てきます。

ま、そのような選手は選ばない。
仮に選んだとしてもきっちりと話をさせて頂いています。

バルセロナオリンピック監督の山中氏よりミーティングなどで口酸っぱく「当たり前のことを当たり前のようにやれる選手であり続けろ」と言われ続けていました。
「一塁までの全力疾走」「ポジションまでのダッシュ」「生活面」など。

全日本を率いて5年目を来年迎えることになりますが、大会を終えるたびに選手に向かい労いの言葉の後に今では当時教わった「当たり前のことを当たり前にやれる選手になれ」「日本の野球界のリーダーになれ」と話をしています。

代表スピリットとはそんなものではないでしょうか。

単純なようで一番難しい「ベストを尽くす」。

書きながら自問自答しています。

まだまだ甘いな・・・。


2013年12月9日月曜日

オリンピックデー フェスタ イン 花巻

12月7日にJOC(日本オリンピック委員会)、全日本野球協会主催の「オリンピックデー・フェスタ イン 花巻」が富士大学室内練習場で行われ、バルセロナオリンピック監督 現法政大学特任教授 山中正竹氏、侍JAPANトップチーム監督 小久保 裕紀氏等と供に参加してきました。

この取組みは震災復興支援事業であり、スポーツを通じて「地域に元気を」合言葉に各種スポーツ団体が地域の依頼を受けて行っているようです。

野球は、昨年の仙台(東北福祉大学)に引き続き2回目でした。

対象者は、地域のジュニア層で、総勢200人が参加してくれました。

昨年も寒かった記憶があるのですが、今年も極寒の中、子供たちは元気にプレーをしていました。

私も長崎の田舎に育ったこともあり、例えば小久保監督のようなスターに会う機会などは皆無に等しく、実際に会ったときは、その年代においては本当に感動を覚えたことを今でも覚えています

私はそれに値する選手ではないのですが、子供たちに夢を与える立場に立った人は、子供たちへ感動を与えてあげて欲しいと思います。

昔に比べ、ファンを大事にする風潮がプロ野球にも定着してきたので身近になってきた印象は受けていますが・・・。

しかし、ジュニア期における「いわゆる俺のスター」は、特にプロ野球選手ばかりでなく、身近にいる選手であったり、高校野球の選手であったりと対象は広くなります。

意外にも「あの人から声をかけて頂いたので、やる気が倍増した」などというケースは沢山あります。言った本人は、覚えていなくとも。

要は、人が上手くなるきっかけはどのタイミングかは分からないということを知っておくべきということです。

となれば、ジュニア選手への声のかけ方も大事なんですよね!

小久保監督は、そのあたりわきまえていましたね、流石です。

さてさて、今回の講習会は、ほぼバルセロナオリンピックチームのメンバーでしたが、このバルセロナ組は本当に結束力が強い。
本当にいい仲間に恵まれたとそう思います。

来年もまたこの事業が継続されるそうですが、この講習会に参加し、未来ある子供たちのために頑張らねばと改めて想うと供に、東京オリンピックで野球がもし実施競技となればこの世代がその対象選手になるんだなんて考えます。

沖縄から岩手北上と先週はかなり鍛えられましたが、充実した1週間でした。


岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20131208_9

2013年12月6日金曜日

2014アジア大会代表1次合宿の報告

来年9月に韓国仁川で開催されるアジア大会に向けた第1次強化合宿を沖縄セルラースタジアムで12月3日〜5日の期間で行いました。
こんなオフシーズンにと思われるかもしれませんが、アマ代表は毎年ドラフトの動向によりチームを編成しなければならず、またJOCへの1次登録が年明け早々とあり、戦力発掘を余儀なくされているからです。
と集めた今回の選手。
今年の東アジア大会の代表メンバー9名を中心に有望な社会人選手、更に来年4月に社会人チームに入部することになる現在大学野球部に所属する4年生 9名を加えた合計38名。
ほぼ若い選手ばかりとあり、練習も今までになく、元気があり、活気がありました。
選考が主眼ですが、強化も目的としての合宿です。
指導するスタッフも今までにないぐらいの豪華メンバーに参加いただきました。
特に台湾でご一緒した侍ジャパンの元読売ジャイアンツ 鹿取コーチにおいては多忙な中、アマ投手の指導を熱心に行っていただきました。
代表チームクラスの選手に対して、個別の指導をする機会が少ないため、今回は試合を行わず三日間みっちり基本技術を各担当コーチから行っていただきました。
日頃忘れがちな基本を再度、指導されたせいか選手の目も輝いていたように感じます。
参加した新たに社会人野球に加わる大学選手においては、ジャパンを目指してという立ち位置におかれ、目標が明確になったと感じます。
そのように非常に実りある合宿でした。
しかし、やはり沖縄は暖かい!

今回、最後に選手に二つの注文を出して合宿を締めくくりました。
一つは、体得すること。
反復しかないことを強く伝え、シーズンに力を発揮すること。
二つめは、感性を磨くこと。
投球練習後に投げた後のマウンドを次に投げる選手のために整備をして明け渡すなどの思いやりとか、何かを見ての気づきなど。これらが技術の進歩に繋がり、それには全てを感じる力が必要であるため、日常から訓練するようにと。

今回参加した選手が何かを掴み、来シーズンに活躍する姿とこれらに刺激を受けた今回参加できなかった選手の出現を来春から全国の球場で見られることを楽しみにしています。

昨日、沖縄から戻り、今日、寒い岩手北上にJOC絡みのイベントに参加するために向かう車中で投稿していますが、記事を書きながら来年の9月が楽しみで今からワクワクしています。

今回参加してくれた選手が「後々の野球界を背負うのかな」なんて考えてしまうとは年取ったのかな!

もうすぐ北上なんで、この辺りで。

2013年11月28日木曜日

バッティングを体得するために

今年10月に北海道高校野球連盟主催の指導者研修会に打撃の指導ということで講師としてお招き頂きましたが、やはり打撃というものは非常に難しいという捉え方を皆さんされているようです。

スポーツの世界では、正しい知識を体得しない限り、実戦においては通用しないことはプレーをされている方は全員承知されていることです。

では、なぜバッティングが難しいのかというと対戦投手が代わり、それに伴いボールの速度、ボールの変化も変わる。
その対応をしなければならないことこそが大変だからです。

バッティングにおいて一番重要なことは、これらに対応する対応力であると思います。

一言で対応力と簡単に言いのけていますが、対応するためには、まず正しい知識を知る必要がありますし、それを体得することが重要です。

いわゆる原理原則と言われる基本を体得することが始まりです。

プロの指導者の方と色々と話す機会がありますが、得てして自分で体得した技術そのものを話されることが多く、凡人には今一つ理解できません。

ジュニア期の選手には、バットの握り、バットの選び方、最低到達技術レベルの目標設定などを指導してあげる必要があり、これらの指導そのものすべてが基本と言えると思います。


バットの握り、バットの選択が終われば、次に正しいからだの使い方を指導して行かねばなりません。

このブログ内でもかなり打ち方について記載したつもりですが、回転軸を中心にしっかり体幹を回転させ、バットに力を与えることが重要です。

よく言われるからだを使ってと言われることですが、バットを持ってしまうと腕力だけで振ってしまう傾向にありますので、バットを持たずに行うイメージトレーニングも必要です。

良く電車待ちの時に傘を持ってゴルフスィングのイメトレを行っている人を見かけますが、まさしくバッティングにおいても通用することで、スィングイメージを繰り返し行いからだにしみこませることが体得することにつながります。

素振りもトスバッティングもこの延長の練習でありますが、振れて200本(回)ぐらいが限界でしょう。

練習会場に行かなければ練習が出来ないということではなく、絶えずバッティングのことを考え、自然とステップの仕方の練習、ボディーターンの練習を無意識に行っているというレベルぐらいにならないとバッティングを体得することはできないと思います。

一日バットを100回振っている人は、沢山いると思います。

年間にして、36,500本振っているわけですから、数だけ聞けば相当の数です。

これだけ振っても3割を打つということは難しいわけですから、何万回の上積みが必要であることは明白です。

対応力とは、考えたこと(戦略)をからだで表現することができるということになりますので、イメージトレーニングはその基礎をつくるものとなります。

体得には、反復しかありません。

殆どの選手が反復の過程で断念していくので中々上手くいかないのではと考えます。

世界の王さんが、一本足打法を体得された時には想像を絶する反復練習があったと本で読んだこともあります。

実際、王さんとご一緒する機会を頂きましたが、王さんのふくらはぎの筋肉のつき方に驚きを覚えました。

努力とは、反復、継続というイメージがありますので、血のにじむような練習を考えてしまいますが、絶えず考え、実行に移すということが実は重要なのではないでしょうか?

選手に体得させるために指導者として一番難しいのが、じっと見守るということです。

どうしても結果に一喜一憂してしまい手を差し伸べてしまう。

これについては、私も反省するところが多い。選手に反復を促す指導こそ、一番大事な指導者の責務です。

体得するには、時間がかかるということをしっかり理解しておく必要があります。

時々、少しデモンストレーションで打ってくださいと言われて調子に乗って打ってみせることがありますが、大方、ほぼバットの芯に当たります。

これも何万回と反復して得た証と自分では思っています。沢山打つとふくらはぎに痛みが走るという落ちがつきますが・・・。

正しい反復で凄い打者が出てくることを期待します。

2013年11月27日水曜日

ポスティングシステム問題

最近の日米のポスティングシステム問題ですが、アジア圏がMLBマーケットになってきた証拠であることに間違いないでしょう。

日本がマーケットになってきたため、移籍金が高騰しているということでしょうから。

さてさて、では何故日本のプロ選手がメジャーを目指すのでしょう?

1.日本のプロ野球よりMLBの方が野球として面白ろい
2.契約金額がMLBの方が破格に高い
3.マンネリ化による刺激を求めて

などが理由として挙げられるのでしょうか?

マー君しかりですが、あれほどの選手がリスクを抱えてメジャー進出する理由は何なのでしょうね。

お金よりもやはり「BASEBALL」を求めているのではないかと思います。

競技者の本能である「自分より凄いやつを倒したい」という本能でしょうかね。

ダルビッシュもそれらしいことを言っていましたね。

日本の打者で本当の意味でメジャーで成功したのは、イチローぐらいでしょうかね。

逆に投手は、日本でもアメリカでも通用している。

日本の打者に凄い打者がもっと増えればもう少しメジャーに流れることはないかなとも思います。

メジャーには世界屈指の打者が集まっています。

男ならば挑戦してみたいと思う気持ちも非常に理解できます。

アメリカをはじめとして中南米のチームにおける野球は、打つことが優先されるスポーツであり、如何に点を取るかということに喜びを感じています。

一方、日本は、如何に点をやらないかということに執着している傾向にあります。

こういった意識の差は、打撃のスタイル、戦術にも少なからず影響を与えていると思います。

テレビなどで、ご覧頂くと圧倒的に三振のシーンが違います。

思い切ってスィングした空振りとハーフスゥイングのような半端なスィング。

圧倒的に日本は、後者が目につきます。

三振も、ゴロアウトもアウトに変わりはないのですが、「バットに当てれば何かが起きる」という指導を受けている日本人には三振は悪のような風潮が蔓延し、特にジュニア期に2ストライク後に小さなスィングをしているケースが多いです。

当てなければ何も起きないという理屈は一理ありますが、高いレベルになればバットに当てるだけでは安打にはなりません。
結局、強いスィングを身につけないと行けなくなるのです。

話が脱線していますが、日本打者よ、もっと頑張れということを言いたかったのです。

ダルビッシュが対戦したいと思う打者がいなくなったというコメントをしていたと記憶しています。

「ふざけるな」とやり返すような打者が出てくることを期待しています。

今年の社会人の都市対抗本大会の打撃成績が2割2分3厘、日本選手権においては、2割1分8厘。

年々低下しています。

逆に投手力が上がったとも受け取れますが。

お膝元の社会人打者の育成にしばらくは傾注して行きたいと思っています。

来週は、強化合宿、参加選手に多いに期待しています!!

しかし、何故日本の野球よりMLBが面白いのでしょう。
真面目に考えないと行けない・・・。

今日はこのあたりで。

2013年11月26日火曜日

2015アジア大会代表1次合宿

2015年韓国仁川で開催されるアジア大会に向けての代表チームの編成と強化がスタートしました。

前々回のドーハ大会では銀メダル、前回の広州大会においては胴メダル。
今回の韓国大会では金メダルを獲得すべく、強化委員会としても取り組んでいくつもりです。

さて、今大会ですが、9月に開催されるということもあり、アマチュア主体としたチーム編成になることが決定されております
アジアにおける大会では、ここ2年間は、BFAアジア選手権、東アジア大会と連覇をしており、アマ代表も決して力が不足しているわけではありません。
報道などでアマ代表と言われていますが、対戦国である韓国、中国、台湾はプロ選手が主体のチームであり、大会的にはそれ程レベルが低いわけではなく、我々も日本代表として戦っている自負もあります。
アジアで1番になるということは、WBCの1次予選などを見ても決して優しいわけではないことは皆さんもご理解頂けると思います。

更に来年は韓国開催であり、韓国代表はトッププロの参加がする可能性が高く、今まで以上に強敵になることは間違いありません。
韓国は、アジア大会に兵役免除の特権をぶら下げており、プロ選手にとっても凄く大切な大会となります。

我がアマ代表ですが、11月のドラフト会議にて大勢のトップ選手をプロに排出したおかげで再びチームの強化を行っていく必要がでてきました。
その上、来年9月の大会開催ではありますが、1次の候補選手を年明け早々に手続き上絞り込みを行う必要があり、その作業に追われることとなります。

そこで、12月2日~5日まで、新戦力の発掘とチームづくりを目的としたアジア大会に向けた強化合宿を社会人、大学4年生を主体とした選手40名弱で沖縄で行うこととしました
今年の東アジア大会を制した選手を中心として、特にクリーンアップを打てる打者の育成と殆どプロに進んだ投手陣の再編は急務となっています。

侍プロジェクトとして代表チームのカテゴリー分けを行い、一貫した強化体制を整えていくことを今後野球界で進めていくことになるわけですが、まだ立ち上げてばかりで何か新たな動きが始まるということではありません。
アマ代表の活動については我々強化委員会が主体で引っ張って行くことになるのでしっかりと方針を立てて、計画どおり育成、強化を進めて行かねばと考えています。

12月というシーズンオフに行う沖縄合宿では、試合形式などの実戦練習ではなく、代表チームの戦術の周知と基本練習ドリルの紹介がメインになるかと思います。
今回の合宿では、多数のアマトップコーチの方に参加して貰い、個別の指導を行って頂きます。
また、U15代表監督であります鹿取監督(読売新聞)にも投手コーチとして指導を仰ぐこととしています。

参加する選手においては代表合宿に召集されたとという誇りを持って参加して欲しいと思います。

2013年11月21日木曜日

小久保JAPAN 台湾との親善試合 その2

今回の小久保JAPANの編成ですが、26歳以下のいわゆる若手の代表格のプロ選手とアマチュアの大学、社会人トップ選手からそれぞれ2名が加えられ構成されました。

2017年のWBCを念頭においた選考方針であることは説明するまでもありませんが、海外試合を多くの選手に経験させることが重要な目的であります。

国際ゲームが国内と何が違うかというと競技においては試合までのセレモニー的な流れ、審判のジャッジの安定性にかける、ボークまがいの投手牽制など色々あるかと。

環境面では、日本と違い時間的な観念の差、分刻みで動く日本人とそうでない国との時間の観念の違いとでも言いましょうか。
予定した時間にバスが来ていないなど日常茶飯事で時間に厳しい日本人は殆どの人がイライラしてしまいます。
今回は台湾ということもあり、差ほど気になるような事はなかったのですが。

このようなご紹介していますが、聞くと見るとでは大違いで、1回でも経験をすると大体の感覚は掴めると思いますので選手も良い経験になったでしょう。

監督においても国内の試合の運営内規と海外では少し違い慣れるまでは戸惑うと思います。

例えば、ジャッジに対する抗議は、お金を支払って文書で抗議するなどの内規が世界大会のルールにはあります。付随して、色々な罰則が決められ罰金制が取られているなど。

今大会も採用されました延長戦での無死1・2塁で好きな打順から双方攻撃し、得点を競うというタイブレークシステムは、プロ選手には馴染みがないので本当にその場面を迎えた際はかなり混乱するかと思います。

実際、私が指揮を振るった2010年の広州アジア大会の台湾との準決勝でタイブレークを行いましたが、タイブレークを迎える前の試合展開は全く関係なく、たった1回の試合を行わなければならず、追い上げムードが消されてしまいました。十分な予習はして行きましたが、1球毎に状況が変わり判断が大変でした。

またタイブレークシステムが導入されてからは、接戦の展開で最終回に守備固め的な選手を主力打者に代えて守備につかせるという決断が難しくなります。

リードが1点のゲームで逃げ切ることを考えるのか、最悪、タイブレークを想定するのか監督の悩みどころとなります。

小久保JAPANでも9回裏を迎えるにあたり、4番 中田を交代させて4番が代わった打線になっていたことがありました。
これぐらいの選手が集まると誰が出ても大丈夫と鹿取コーチのご意見を聞き、なるほど人材が不足しているアマチュアとは違うなと思いましたが、一方で本番で冷静に判断できるかなとも思いました。

このように親善試合でしたが、本番だったらどう判断するんだろうというケースが沢山ありました。

結局、このような積み重ねしかチーム力を向上させることはできないんですよね。
勝った負けたでなく、本番までは内容にとことんこだわってチームを作って行くべきでしょう。

今回のスタッフはコーチ経験のない方が沢山いらっしゃいましたが、試合後の反省会では的確な指摘をされていました。
選手としても名プレーヤーである方々ですから私が賞賛するのは失礼かもしれませんが。

今回の台湾親善試合は過酷な国際大会とは少し違いますが、有意義な試合であった事は間違いありません。
今後、このような機会が増え、多くの選手が国際ゲームを経験することを切望します。















2013年11月18日月曜日

小久保JAPAN 台湾代表との親善試合 その1

侍JAPAN台湾戦を終えての挨拶

今回の侍ジャパンの台湾親善試合に帯同した記事を少しずつアップしていきたいと思います。

まず親善試合ということもありますが、台湾国民の熱烈歓迎ぶりには正直驚きました。

国際大会で台湾を幾度と訪れてはいますが、ここまでのフィーバーぶりとは!

小久保監督、島、中田を始め日本のプロ野球選手の台湾での人気は大変なものであることは間違いないでしょう。

第二のフランチャイズ地として何処かの球団が定期的に台湾での試合を行えばアメリカと同様に日本も国際戦略が進められるかと!

テレビでもお分かりのように日ハムの陽選手の人気は凄まじいものですので日ハムあたりが手をあげると面白いかと。

3戦3敗と意気消沈の台湾国民ですが、試合終了までガラガラになることなく、スタンドから声援を送り続けていました。また、写真にあるような横断幕を日本が掲げると大拍手で応えて下さいました。

台湾国民の皆さまに感謝、感謝です。

勝ち負けも大事ですが、国際交流の役割を果たせたことが最も大きな収穫ではなかったのではないでしょうか。

やはり、国際大会っていいんですよね!

さてさて、今回の侍ジャパン企画ですが、初めて日本野球界が一体となった強化システムであり、今後の活動が非常に楽しみであります。

監督を固定して強化を図ることは全くもって賛成です。

現に私も既に代表チームを率いて五年目を迎えており、アジアを二連覇中であります。

私の自慢をしているのではなく、アマ球界の取り組みが成功していることを紹介したくて・・・。

あまりアマ代表の活動は知られていないので、ヘェ〜そうなんだと思われる方が多いと思いますが。

チームを作って行くうえでは、失敗の連続です。

勝ち続ける監督なんて絶対にいません。

勝ったり、負けたりを繰り返して経験を積んでチームは成熟し、監督も名将になるわけです。

小久保監督も初めての監督経験ですが、4年の期間があれば十分立派な監督になると思います。

確かに監督は百戦錬磨の経験が大きなアドバンテージではありますが、何よりプレーヤーに尊敬される人徳が重要ですから。

それを兼ね備えている小久保監督は適任だと思います。NPBも良いところに目を付けたと思います。

バルセロナの球友であり、贔屓目と思われるかもしれませんが、この台湾との3戦を経てそのように感じました。

今回、幸先良く、三連勝と最高のスタートを切れた小久保JAPANですが、必ず負ける日が来ます。

そのような時に絶大なる声援をお願いしたいと思いますし、最後はWBC本番での結果で判定をしあげてほしいと思います。

私はベンチにいるかどうかはわかりませんが、この3戦に帯同させて頂き、本当に今後の侍ジャパンを応援したくなりました。

小久保JAPANよろしくお願いします!

ついでに、私が率いるもう一つのジャパンもよろしくお願いします!

もう一つのJAPANは来年の韓国アジア大会に向けて12月に第1次の強化合宿を行います。

侍の次は、小侍と頭を切り替えるのに大変ですが、頑張ります。


次回は試合を振りかえっての感想を書いてみたいと考えています。

改めて、ご声援ありがとうございました。

謝謝!






2013年11月17日日曜日

匠のこだわり

久々にブログをアップします!

沢山の方にご訪問いただき、ありがとうございました。
マスコミのブロガーコーチとのご紹介により、ご来場者数も増加し、騒動にならないように侍ジャパンの熱りが冷めるまでアップを控えていました。

さて、侍ジャパンの台湾親善試合について投稿を出す前にちょっとジャブ的な記事を。

今回、ご一緒させて頂きました元ジャイアンツの仁志 敏久コーチのグラブ。
現役でもないのにしっかり手入れがされていました。

それを見て、ロッカーが隣同士とあって、グラブ談義に!
というか早稲田の先輩風を吹かせて一方的に質問を。

社会人時代は守備の人ではなかったと記憶していますが、すっかり仁志 敏久と言えばゴールデングラブ賞の代名詞がつくほどに。

その仁志さんの幾つかのこだわりをご紹介。

まずはグラブの形が変わらないようにポケット部分に型崩れ防止用の小物を使っていました。

次に小指部分ですが、指を中にいれた際に動かないように内側に更に縫い付けた小指を入れるスペースがありました。通常は紐だけ。

更にウエーブの紐の部分ですが、通常の穴の数が少ない仕様に。
ウエーブの型が崩れないとのこと。

う〜ん、匠のこだわり!

グラブは自分の手の一部ということでしょうかね。

中々聞いてて面白かったです。


仁志コーチのグラブ

2013年11月4日月曜日

日本野球連盟 競技力向上委員会


昨日まで、大阪ドームで表題にある競技力向上委員会に参加しておりました。

日本野球連盟とは社会人野球、もちろんクラブチームも含めた加盟チームによって構成されており、通称JABAと言われています。
現在、大阪ドームでJABAの2大大会である日本選手権が開催されています。

今回、ご紹介するのはJABA組織の中の競技力向上委員会です。

何をしているかは、名称通りで技術の向上を目的として活動しているのですが、アマチュア全日本を編成する場合の選手の発掘なども引き受けています。

メンバーは、シドニー五輪監督の大田垣委員長を筆頭にオリンピック、国際大会を経たそうそうたる方々で構成されています。
また、日本のスポーツ医学のトップの方々も医科学部会として参加して頂いています。

この委員会、連盟事務局サイドで現場に近いところにいると言えるでしょう。

この競技力向上委員会ですが、新たな試みとして、今年から技術の研鑽と現場へのフィードバックを目的として委員の皆様による研究会をピッチング、バッティング、守備走塁、フィジカルの4つの分野で立ち上げました。

委員の皆様も仕事を抱えながらの活動であり、よくある大学の研究レベルとはいきませんが、ジュニア層にも通用するような基本技術の取りまとめを行って行くつもりです。

将来的には連盟としての指導マニュアルができればなと考えているところ。

昨日も白熱した議論が交わされました。

中味については、次回正月に開催される指導者研修会で各研究会が発表するため、ご紹介はできませんが。

一つだけ、事例をご紹介すれば、フィジカル研究会にて披露されたのですが、140km以上のスピードボールを投げる選手は、上体そらしが60cm以上という結果がある。もちろん、例外もあるそうですが。大方そうらしいです。

面白いでしょう!

こんなデータがあれば、指導の目安になりますね!

他にも沢山ありますが、後日ということにさせて下さい。

どのような成果を発表できるか乞うご期待ですが、このような組織も社会人野球にはあり、ボランティアで活躍されている方々がおられることを披露させてもらいます。

因みに私は副委員長として、関わらせていただいています。

競技力向上委員会、よろしくお願いします!

2013年10月26日土曜日

侍JAPAN初顔合わせ

最近、めちゃくちゃ忙しく、アップができず、久々投稿です。

昨日、侍JAPAN監督.コーチ会議が開催され、参加しました。

驚きの連続でした。

まず、会場に到着するとマスコミの数が半端ない。
アマ代表の時とは大違い。
やはり、侍は関心度が違うとびっくり。

次に、今回、台湾に帯同されるスタッフの数の多さ。
選手の数と同じくらいのスタッフ…。
アマ代表のときは、監督、コーチ3名、トレーナー2名、事務局1名ぐらいで同じぐらいの処理をこなしている。

スコアー以外に画像処理を専門に行うスタッフが。
アマ代表では、監督、コーチで対戦相手のビデオ収集から編集まで一手に引き受ける。
ま、そのおかげで外国人の覚えにくい名前もなんとか覚えられますが。
サンディエゴパドレスにコーチ留学した経験あり、大リーグも見てますが、この辺りの情報戦は日本が抜きんでているのかと。
いずれにしても、凄い。

昨日の会議は、選手選考がメイン議題でした。
誰が選考されたかは、ここでは書けませんが、球界を代表する若手が沢山選考されました。
アマからも4名が選出されています。

ま、誰を選んでも遜色ないメンバーであり、決まるまでの時間はあっという間でしたね。

アマ代表の選出とは訳が違う。

驚きばかりの会議でした。

しかし、小久保監督は、しっかりとした考えを持っていて、後輩ながら凄いなと感心しましたよ!
大変な重圧を背負うわけですから。

野球界のためにとの熱い決意表明でした。

今回、同行するコーチの皆さん、アマである私を快く迎えてくれました。

いい方ばかりでした。

しかし、いつもと勝手が違い、疲れた一日でした。





2013年10月21日月曜日

東アジア大会 総括

帰国報告で大方記載を致しましたので、それ程書くこともないのですが、大会の総括を少し。

モンゴル、香港、グアムチームについて


先ず、4強以外の他国についての感想を。

モンゴルは、日本の指導者が指導に行っていたこともあり、日本的な礼儀作法は素晴らしく良かったですが、監督が選手をあまり褒めないところは「う~ん」と思いました。
力は、はっきり言って中学生シニアレベル以下でしょう。
広州アジア大会より成長したとは感じませんでした。
このような大会に継続して出場する機会を与えるのであれば、強化を強国が手伝うべきでしょう。

香港は、前回よりも大きな選手が多くなったという印象で、投手のコントロールが良くなっている。
ここも指導者がもう少し良ければ、もう少し良いチームになると思います。
親日国であり、試合後に全員で写真撮影を行いました。

グアムは、おそらく私が現役時代、同じ天津で行われたアジア予選以来の出場ではなかったかと思いますが、楽しそうにゲームを行っていました。練習しているからだつきではないですが、随所にBASEBALLを感じました。
さすがにアメリカ国であるので、中華料理は口に合わず食べ物で苦労していましたね。

日本の勝因は、、投手力の差


大会は、何回も記載をしていますが、4強の争いで、最終的に投手力で優位にたった日本が勝ったということになるのでしょうか?

他国は、予選を必死に頑張るあまり、全部の投手を対戦国に見せていたように感じます。

韓国は、左投手に良い投手がいないことを暴露していましたし、台湾は結果的に予選からエースの王投手を見せてくれて準決勝で攻略する糸口を見せてくれました。

ま、予選で投手を見せずにすんだというのも、日本の投手力が凄かった証です。

予選台湾戦で結束、逞しくなってきたアマJAPAN


一方、打撃はというと、今回の韓国は、珍しく細い選手が多く、パワーを感じませんでした。

それに比べ、台湾は、アマチュアが入っているにも関わらず、スィングのスピードが速く、脅威を感じましたね。

中国は、ベテランとの入れ替えを行っている最中であり、技術的には落ちますが、190cm近い選手ばかりで怖さは感じました。

日本の打線は、台湾戦のコールド負けからチーム打撃の大事さを再認識してくれ、繋がりのある攻撃を展開することができました。ある意味、この試合が導火線になったとも言えるでしょう。

得てして、日本チームは、1戦でも負けるとチームが下降していく風潮にあったのですが、「世界大会では沈んでいる暇はない。
最後にメダルを取ることが全て」という私の口癖が浸透してきたのか、逞しさを感じたチームでした。


多幡主将を中心に結束力のある良いチームでした。

しかし、マウンドで喜び合っている選手の風景っていいもんですね。




2013年10月20日日曜日

東アジア大会 帰国報告 その2

ちょっとアップが遅くなりましたが東アジア大会の報告、第2段。

今回の対戦は、台湾、中国、韓国、日本の4強とそれ以外の国という構図と前回に話をしましたが、このそれ以外の国、モンゴル、香港、グアムとの戦いは打者にとって、ある意味鬼門となりました。

先ず球速が4強の投手よりもかなり遅く、加えてコントロールがあまり良くない。

4強の投手と対戦した後にこの投手と対戦するとバッティングの感覚が狂ってしまいます。
また、打って当たり前という投手陣ですから凡打すると気が滅入ってしまいます。

台湾が中国に敗れた時も前日の試合が響いていたように感じました。

選手にはこの国との試合結果は、気にしないことと話をし、あくまで準決勝、決勝をイメージさせました。

今大会の我が日本の打線ですが、良く頑張ったと思います。

特に、唯一の大学生4番 山川。
パワーはプロ並ですが、まだまだ状況判断が甘い。
しかし、一戦ずつ成長していく姿には可能性を感じました。
世界大会で本塁打を打てるアマ選手が少なくなっている中、期待の大砲であることは間違いありません。

加えて、山川以上の巨漢 日本生命の井上。からだの割りには柔らかさを兼ね備えており、勝負強い。
守備はダメかなと思ったが、意外に俊敏。

この巨漢コンビが打線を引っ張ったことは間違いないでしょう。

決勝では、ベテランが勝負強さを発揮しました。
主将の多幡、最年長の捕手 中野が夫々本塁打を放ち、流石と唸らされました。

世界大会では、四死球が命取りになります。
今大会は、皆良く粘りました。
大会記録の集計がまだ届いていないのでわかりませんが、おそらく日本が1番四死球を奪ったのではと思います。

待球を指示したわけではありません。

積極的に打ちに行き、しっかりボールを見極めたということが素晴らしい。

今大会の方針に繋ぐことを掲げ、選手全員が忠実にやってくれました。

来年のアジア大会に向けての戦い方が見えてきたと感じました。

1人ひとりの選手について紹介したいのですが、長くなるので割愛しますが本当に素晴らしいチームでした。

選手の皆さん、謝謝!

2013年10月18日金曜日

東アジア大会 帰国報告 その1

東アジア大会の期間中は、JOC規定により個人のブログへの大会報告などの記事掲載には規制があり、長期に渡り、ブログを更新できませんでした。

ご訪問頂きました方、誠にありがとうございました。

さて、昨日、帰国し、久々にブログを確認したところ、なんとアクセス数が半端ないことに・・・。

これぞ、WBCの威力、マスコミの力か。一日に2万越え・・・

私のことをブロガ―という記事があったらしく、それでアクセスが多くなっているようですが、私は決して稼ぐためにブログを書いているわけではないので誤解なきようにお願いしたいものです。


さてさて、東アジア大会ですが、今回は日増しに選手の結束力が高まり、当初の予定どおり、金メダルを獲得することができました。

平然と言ってのけていますが、試合は緊迫した内容ばかり。


大会は、日本、台湾、中国、韓国の4強とグアム、モンゴル、香港という構図。


よって、台湾、中国、韓国、そして日本の4強による準決勝、決勝となることは誰でも予想できます。

ある意味、予選は、準決勝でどの国と対戦するかという探りあいの試合。

当初から方針として、準決勝が最大の山と考えていましたので、今年絶好調 ドラフトの目玉であるJR東日本の吉田をこの準決勝に当てることを決めていました。

その準決勝を睨みながら、スタッフと相談し、投手ローテーションを決めていきます。

最終的にはローテーションを崩すことなく、金メダルを獲得できたのですが、当初の予定からは少しずれが生じました。


その一つは、今年の都市対抗の橋戸賞男のJX-ENEOS 大城投手の大会前のアクシデントによる調整遅れ。

二つ目は、台湾が中国に予選で負けたこと。


大城の調整遅れにより、大会でぶっつけ本番でテストをすることを決断。

見極めという意味では予選の台湾戦が一番と考えました。

もし、それでも調子が上がらなければ今回は先発ローテーションから外すということを考えねばなりません。


ですが、どんな優秀な投手でもやはり試合間隔が空くというのは非常に厳しかったようですね。

全く本来の出来ではなかったようです。

大城が2回持たずに降板するなんて考えもしませんでした。

結果はご存じのとおり、台湾の打線に火がつき、0対11 7回コールド負けでした。

負けは想定の範囲でしたので、あまり気にはしませんでしたが、大城の状態が良くなかったということの方がショックでしたね。

決勝は、大城と大会前は予定をしていたので。


二つ目の想定外の出来事。

中国が台湾に勝つことは、最近では珍しいことではありませんでしたが、日本が一方的に勝った今回の中国にまさか台湾が負けるとは・・・。

これにより、予選の最終戦である台湾対韓国の試合が準決勝でどちらが日本と戦うかという緊迫する試合となってしまいました。

台湾、韓国の両監督とも中国が「いらんことした(台湾に勝ったこと)」と漏らしていましたから・・・。

試合は4対1でリードしていた台湾が最終回に2死から4点を失い、まさかの逆転負け。

これにより、戦前の日本が1位通過であれば、準決勝で中国、2位通過であれば韓国との予想が全く外れ、決勝であたるであろうと想定していた台湾と準決勝で戦う羽目になりました。

ま、こういうこともあると思っていたので、吉田を準決勝にとっていたのですが・・・。


話は戻りますが、コールド負けを喫した我がチームですが、崩れそうな流れを止めてくれたのが予選 韓国戦に先発して完全にねじ伏せたセガサミーの浦野でした。

これは、直前合宿の状態の悪さからは想像できない素晴らしい内容でした。

大城の穴を埋めれると思いましたし、韓国にはもう一度対戦しても勝てると思いました。


10日間程度の短期決戦ではありますが、ほぼ毎日試合というある意味長期戦でもあります。

大会では、何が起こるか分からないのが世界大会の怖いところ。

調子が落ちた選手が後半後半復調してくるのは珍しいケースで、如何にそれに代わる選手を見つけるかということが世界大会では重要になってきます。


日本人は、どちらかというと手を抜くということを嫌います。特にアマチュアの世界では。

予選で負けでもしたら黄色信号なんて書かれてしまいます。

でも、本当に勝ちたい試合に勝利するためであれば、敢えてチームに与えるメンタル面の降下というリスクを冒してまでも挑戦する勝つ為の戦略が必要となります。

この大会では、予選の台湾戦がその試合であったと思います。


勝ったから言えるのかな(笑い)


う~ん、頭が冴えません。もう一つです。

帰国第一報ということでこの辺りで今日はしまいとさせて頂きます。

引き続き、大会報告を次号でも致します。






















2013年9月28日土曜日

アマ全日本代表合宿!全日本対JX-ENEOS!

試合後にコーチの話を真剣に聞く選手

東アジア競技大会 全日本チーム直前合宿二日目、本日はJX-ENEOSさんと試合を行いました。

秋晴れの非常に良い天気の中、選手のコンディションも上場。

全員合流して二日目としては中々の出来であったと思います。

本日の先発は、東明(富士重工)。

ストレートの速さは絶好調までは行かずとも投球のテンポが早く、リズム良く投げていたように映りました。

得点圏にランナーを置く場面もありましたが、低めへの意識も高く、4回を無得点に押えてきました。

2番手はJR九州の浜野。

昨日まで、JR大会に参加していましたが、登板の機会がなかったこともあり、立ち上がりに死球を与えるなど、コントロールに少し苦しんでいましたが、

ベテランらしく後続を切って取り、2回を東明に続き無得点。

このあたりは、流石でした。

一方、打線は中盤までENEOSの三上投手(全日本に選ばれてもおかしくない)に手玉に取られました。三上も良かった。

序盤から中盤で何とかリードした展開に持ち込むことが国際マッチでは非常に重要なことであるため、打線については課題となりました。

とは言え、6回に期待の大学生4番 山川(富士大学)がまさしく火の出るような打球でセンター横の2塁打を放ち、先取点をあげたことは今後の打線に勢いをつけるのではと安心しました。

現に続く5番松本(JR東日本)、6番井上(日本生命)が連続タイムリーを放つという結果をもたらしましたし、

その後も次回に主将の多幡(HONDA)が1,2塁から右翼線を抜く3塁打を放ち、2点をあげるなど、

打線は、後半いい流れになりました。


7回からは、今回の大会で期待をしている浦野(セガサミー)が登板。

本来のストレートの切れなく、思った投球ができなかったようですね。

7回は無得点に押えたが、8回に四球、安打でランナーを貯め、2失点。

本人が一番悔しかったと思いますが、まだ時間があるので調子をあげてきてくれることに期待したいです。

今日の最後の押えは、ドラフトの目玉である吉田(JR東日本)。

本日の登板の全投手の中でもっとも球の伸びを感じました。

チームに安心感を与える投球をしてくれて、幸先の良いスタートとなりました。

まだまだ大会までは時間があります。

調子も上向きになっていくでしょう。

多少乗り遅れている選手もいますが、結束という点では非常にチーム状態も良いので焦らず、しっかりと調整を行っていきます。

皆、一生懸命頑張っています。

ご声援よろしくお願い致します。

しかし、ドラフト前ということもあり、マスコミ、スカウトが例年以上に多いな!!!



2013年9月26日木曜日

第6回東アジア競技大会野球スケジュール決定!

9月26日(木)より中国天津で開催される第6回東アジア競技大会の野球 全日本チームの大会直前合宿を行います。

その前に、大会直前まで組み合わせが決定されず、投手のローテーションすら組めない状況でしたが、漸く参加国と試合日程が以下のとおり決まりました。

予選7試合、4チーム勝ち抜け、決勝はトーナメント方式

参加国は、日本、台湾、韓国、中国、香港、グアム、モンゴルの7カ国。

試合は、予選全チーム総当たりのリーグ戦方式。

上位4チームが準決勝を争い、準決勝の勝者が決勝を争い、負けた2チームが銅メダルをかけて戦うという昔ながらの方式です。

大会前からなめているわけではないですが、日本、台湾、韓国、中国の4強はおそらく順当に予選を勝ち抜けるでしょう。

私が現役の時を最後にアジアで行われる国際大会に出場がないグアムがどれぐらいのチーム力なのかは全く予想がつきませんが・・・。

準決勝が大きな山場!


野球競技は、10月6日から開催です。

日本のスケジュールは、以下のとおり。

10月6日 対 モンゴル
10月7日 対 中国
10月8日 対 台湾
10月9日 対 グアム
10月10日 対 香港
10月11日 対 韓国
10月12日 日本REST DAY

10月13日 準決勝
10月14日 決勝

何れにしても準決勝が大きな山場となることは間違いなく、前日にREST DAYとなったことで準決勝、決勝は投手を総動員できそうな組み合わせとなりました。

4強が拠出する展開となると思いますので、それ以外の国の試合で緊張感をいかに保つかということも非常に重要なことと言えるでしょう。

私が初采配をしました広州で行われたアジア競技大会においても、モンゴルと試合をした時には正直試合が終わるのかと思ったほどでした。
5回で20点以上開いたと記憶しています。

その時にも選手に対しては、「相手は力不足でありながらも必死でプレーするだろう。こちらも野球を教えてあげる意味でも全力でプレーをすること」と指示を出したほどです。

「国際試合は、単に競技を競うあうだけではない。スポーツを通じて友好を深める場でもある」とバルセロナオリンピック日本代表監督 山中 正竹氏より教えを受けたことをこの大会でも忠実に実践していきたいと思います。

話を戻しますが、おそらく今回の大会は準決勝、決勝さへ勝てば良いという大会だと思います。

4位までに入れば予選は、ある意味、どうでも良いという感覚を受けます。

しかし、短期決戦の場合、勢いという素晴らしい追い風を味方につけることが最後に笑う者になれることを我々アマチュアは知っています。


金メダルまで、8連勝!

選手には敢えて厳しい注文をつけたいと思います。

アマ全日本、どうぞよろしくお願い致します。



2013年9月20日金曜日

試合後のキャッチボールの必要性について

iPhoneOS IOS7がダウンロード配信となり、新しもの好きなもので早速ダウンロード。

違う携帯になったような雰囲気で気分も新たに今日に望んでいます。

 

しかし、この携帯戦略は長期的に、且つ綿密に練られているなと感心させられます。

消費者心理をしっかりと研究し、どのタイミングで発売、発表すると食いつくかということをちゃんと研究している。

私も釣られた一人でしょうが・・・。

 

スポーツにおいてもこれぐらい綿密にことを進めたら本当の意味でスポーツビジネスが日本でも成り立っていくと思うのですがね。

 

と余談はこれぐらいにして。

 

Facebookページに記載をしましたが、今回は、野球の中で通常行われている行動に対する医科学的な根拠について記載をしてみたいと思います。

 

先日、知人の医科学分野の方からアンケートの協力依頼がありました。

その内容は、「投手の試合、練習後のクールダウンと呼ばれるキャッチボールの必要性について」でした。

 

このタイトルを見ただけで、確かに慣習的に試合終わってから投手には「ダウンのキャッチボールを行え」と言っているのかなと改めて考えさせれました。

 

設問の内容を大別すると以下のとおり。

 

ダウンのキャッチボールの目的について

 

適度(何分、何メートル、何球、どれぐらいの力配分)

 

の回答は、以下の整理としています。

 

○目的は、

試合、練習においての投球はほぼ100%に近い筋肉の緊張の中、何回も同じ動作を繰り返してきたため、緊張した筋肉を緩めることが大切。

試合後の反省練習を含めて、フォームの確認と球離れの確認

 

○適度は

3-5分、球数は20球程度、距離は15-20m3-5割程度の力で投げる。

 

 

目的の一つに疲労の除去ということもあるのかもしれませんが、クールダウンのキャッチボールがもたらす影響の医科学的な根拠のデータを見たことがないので、目的としては含めませんでした。

おそらく疲労の除去も目的の一つであろうと予想されますが。

 

とこのようになんか慣習で指導をしていることって多くあるのですよね。

 

昔から良いことだから受け継がれて来ているのでしょうから間違いではないと思いますが。

 

「現代っ子は理屈がないと指導できないよ」なんて色々な方から聞きますが、正に「なんのために試合終わってからもキャッチボールする必要があるの」「なぜアイシングしなければならないの」とか説明できないと今の子を指導することはできなのかも知れませんね。

 

改めて気づきの機会を得たので大変有難かったです。

 

初心に立ち返り、926日から始まる代表合宿に望みます。

 


2013年9月17日火曜日

驚異のバレンティン!センターへ打ち返すことのたいせつさ!


少し記事アップに時間を要しました。

楽しみにして頂いた方には申し訳ありませんでした。


この期間の野球界の話題は、『バレンティンのホームラン新記録達成』の話題となるのでしょうか?

2試合に1本のペースですか~」異常なぐらいの凄さですね。

本拠地が比較的ホームランが出易い神宮球場ということを差し引いても凄い記録であることは間違いありません。

 

バレンティンの良いところは、当然ながら抜群の身体能力、特にパワーということになるのでしょうが、技術的にも素晴らしいものがあると感じています

 

まず、打つ方向をセンターに意識をおいていること。

 

普通、外国人選手、特に中南米型の選手のホームラン打者というのはプルヒッター(引っ張り専門)が多いのですが、日本の投手がアウトコースに逃げる変化球を多く投げることもあるのかセンター方向に意識が強いように伺えます。

左中間から右方向へのホームランが多いことでもお分かりいただけると思います。

 

それではなく、日本の投手もクレバーですからアウトコースを狙われていることは重々承知しており、インコースの厳しいボールを投げるのですが、これまたインサイドの打ち方が上手い。

 

トップの位置に近いところに構えて、テークバックを殆ど取らず、体の近くまでボールを呼び込み、体の回転で、最短距離でバットヘッドを出してきている。

言葉で現すと簡単ですが、インコース打ちの手本となるような技術をかね備えている。

 

おそらく、昨年度までは、このような記録を打つほどの兆しはなかったはずですから、今シーズンに何か掴むことがあったと思います。

力よりもバットに正確に当てるほうがホームランになりやすいということを体感したのだと思います。

 

バレンティンの打ち方は、日本人に合うのかという質問をする方がいらっしゃるでしょう。

答えは、YESだと思います。

ただし、体得したとしても、あの飛距離は出せないと思います。

あの飛距離を出すには、バレンティンの体が必要だからです。

 

では、なぜYESかと言うとホームラン打者でなくてもバットに正確にコンタクトする技術は変わらないからです。

やはりいい打者は構えからトップの位置までの動作であまり大きな動きをしない。

「反動を使って打とうとはしない」と簡単に言えばそういうことかと。

大きな動作は正確性を欠くことにつながり易い

当たれば凄い打球が出る可能性が高いですが・・・。

 

打撃において一番大事なのはバットに正確に当てる技術です。

 

筋力トレーニングは大きな動作をしなくてもある程度のパワーが引き出せるようにするために行っているものです。

勿論、筋力が強いほど有利に働くことは間違いありません。

 

ある一定のスウィングスピードを手に入れたら、次は如何にバットの芯でボールを捕まえるかが重要ということを認識するだけで上達するはずです。

 

ベイスターズのベテラン中村選手のような打ち方で高打率を残す選手は少ないはずです。

バレンティンみたいに打っていれば中村選手はもっと凄い選手になっていたかもしれませんね。

あれだけ動いてバットに当てることができるのから。

少なくとも私は真似できません。

 

長いこと野球に携わってきましたが、バッティングで一番大事なことはバットの芯にボールを当てることだなと最近特に感じています。

「そのためにどうするのか?」ということを研究し、実践するのが技術であり、これを習得するために必死で練習するわけです。

 

バッティングを向上させるには、どんなボールでもまず芯に当てるテクニックを磨くことです。

日ごろから遊びの中で、トスバッティング(正式にはペッパーゲーム)をやっていますが、この段階で投げ手に対して正確に打ち返せないようでは技術の進歩は少ないと思います。

 

バッティングは最終的にバットという道具を使って行うものです。

明らかにピッチングとは異なります。

腕が振れれば、速い球が行くピッチングと違い、如何にバットのヘッドを正確に且つ早く動かすかというバッティングは考え方を変えねばなりません。

 

高い筋力、パワーを持っていても、スウィングスピードを上げても結果につながるとは限らない。

だからバッティングは難しいと言われるのでしょうね。

 

たかが打つこと、されどバッティングなのかな・・・

2013年9月11日水曜日

野球、オリンピック復活ならず!次のキーワードは普及!

東京オリンピック招致に成功し、これからスポーツ界にとっては追い風の年が続くことと思います。

選手強化、環境面の改善などあらゆる面において選手にもプラスになることでしょう。


大阪の高校での体罰問題に端を発し、柔道界の問題などスポーツ指導に携わる人にとっては、大変な難問を投げつけられたわけですが、各競技団体が本格的に長期プランで育成を行っていくこととなりますので、東京オリンピックは名誉挽回の機会であり、指導者の腕の見せどころとなるのでしょう。


私が生まれた年に東京オリンピックが開催されたのですが、東洋の魔女と呼ばれたバレーボール女子チームを筆頭に血のにじむような努力によって得た成果が日本の発展に与えた影響は大きかったと思います。


国の繁栄につながるイベントがオリンピックであって、そういった意味では、東京に招致されたということは本当に良かったと思います。

 

さて、もう一つ焦点であった追加競技の争いですが、レスリングが再復活し、我が野球は2番目落選という結果に終わりました。


素直にお家芸であるレスリングが復活して良かったなという感想です。


しかし、バルセロナのオリンピックに出場した経験もあり、オリンピック復活を願っていたので複雑な気持ちであるのも事実です。

 

復活のために何したの?努力をしたの?」と言われると非常に答えに困りますが、少なくともソフト女子チームと共同復活活動は頑張りました

 

結局は、IOC委員へのプレゼンが最終的な判断材料となるわけで、国内における活動が何か影響を与えられたのかと言われると寂しい気持ちになりますが・・・。

 

MLBの参加コミットが取れなかったということが落選の最大の原因であることは動かしがたい事実ですが、まだまだ競技自体が普及していないことも大きな要因です。

 

野球の国際連盟加盟国は130カ国、サッカーは209カ国

 

国際野球連盟への参加国は、20132月時点で


アジア地域 29ヶ国

アメリカ地域 29ヶ国

欧州地域 39ヶ国

アフリカ 24ヶ国

オセアニア地域 14ヶ国

計 130ヶ国


ですが、ソフトボール連盟と合算した数字となっていますので、本当の意味での野球はもっと少ない国しか行われていないと思います。

 

スカッシュは意外にも行っている国が多い

 

一方、他競技は


サッカー 209ヶ国

バレーボール 220ヶ国

争った2競技は

レスリング 168ヶ国

スカッシュ 123カ国


となっています。

 

先般の投票の結果は、加盟国の比率に似ており、野球とスカッシュが近似で、レスリングが過半数を得たのは分かるような気がします。

 

昨今、MLBの戦略かWBCが世界一を争う大会と位置づけられつつありますが、世界のスポーツの祭典に種目として認められるということも大切なことであると思います。


日本では野球は国技のように従来から人気がありますが、野球の良さがヨーロッパの方にはあまり感じて貰えていません。

アフリカに野球連盟がありますが、実際プレーを目にしたことがあるのは、南アフリカぐらいです。


MLBを含め中南米国および日本、韓国、台湾のアジア勢はもっと世界に野球を普及する義務を負っていると思います。

 

アジア連盟の要請でアジアの発展途上国の選手に対し、指導をした経験がありますが、まず指導をする以前に用具が買えないというところから始まっています。


野球はお金がかかるスポーツであることは間違いありません。

したがって、貧困な国では、必然的に発展しないと言えるでしょう。

 

用具の支援から初めて、指導者の派遣、大会の開催と多くのことを支援しないと中々世界への普及が進まないと思います。

 

と、最後は、結局お金になります。

 

野球よりも少ないお金で幅広く運営をしている競技団体もあります。


競技人口が減少すれば、その競技は廃れるのです。

野球も安泰ではないと思います。

落選を機に「普及」というキーワードを抱えて、ソフトと共に更なる活動をする必要があると考えています。

2013年9月10日火曜日

U18世界大会 番外編!

テレビでの観戦でしたが、U18の試合を観ながら感じた雑感を番外編として取り上げてみたいと思います。

 

ゲームコントロールは上手いが、ジャッジは今一の海外審判

 

まず、イニング間に次打者がスタンバイできているのに審判が後ろを見て合図を待っている姿が映っていましたが、あれは地元テレビの放映に合わせてプレーボールのコールをかけているからです

世界大会では、ほぼ地元テレビ局が放映しますが、テレビ側の都合で試合が進行していくと言っていいぐらいです

ゲームスタート時間がテレビ側の都合で急遽変わるなどということがあります。

特にゲームに支障がでるわけではないので、大した問題ではないのですが、日ごろからテレビ放送を意識してゲームをやったことがないアマチュア選手は、何とも言えない「あの間に戸惑ってしまうものです。

 

このようにゲームをコントロールするのが審判の仕事でありますが、これについては海外の審判は上手いです。

というかプライドが高く、審判としての威厳に満ち溢れています。従って、上から目線で、選手を動かすのが上手いです

ではジャッジはというとテレビでもご覧のとおり、ストライクゾーンが安定していない審判が多いです。決勝の審判は、正直上手くなかったですね!

特に審判の出身国によってストライクゾーンが変わりますから投手は大変です。

日本でも審判の癖をつかめと指導されますが、世界大会では如何に審判を見方につけるかが、試合を制する大事なポイントとなります。

 

今日本の捕手は、海外の審判から目をつけられています。

というのは、ミットを動かして審判のジャッジを困らせるしぐさをするという理由です。

確かに日本ではこれこそキャッチング技術の一つとして賞賛され、指導する側も必死で教え込むのですが、世界大会においてはある意味、それは悪とされていますので、十分理解しておく必要があります。

我々が世界大会に赴く場合は、捕手に対して不用意にミットを動かすなと指示をしています。

 

本の審判はストライクゾーンも比較的安定しているので、日本の審判のジャッジを後ろから見ると非常に上手いなと思います。

世界大会は当然ながら当該国の審判が審判につくケースはないので、我々は不安定なジャッジの中で試合をすることになり、投打ともかなり戸惑うことが多いです。

 

というようなことを知っておかないとすぐに世界大会に順応できません。

 

「ボールだよ」と精神的に引きずっていたら、安定した打撃はできませんし、投手においても「今のがボール?」なんていちいちカッカしていたら、冷静さを失います。

対策としては、そういうものだなと割り切るしかないでしょう。

それぐらい曖昧なジャッジが多く、日本の審判が上手いということです。

 

プレーヤー以外はグランドへ出ては行けないというルール

 

世界大会やMLBの試合をご覧頂ければお分かりのとおり、ゲーム中にプレーヤー以外がグランドに出て、キャッチボールなどを行っている光景は見かけないと思います。

勿論、投手においても同様

 

日本では、次のイニングに備えて2アウトになった時点でベンチ横にてキャッチボールを始める投手が殆どです。それが当たり前と教えられてきました。

おそらく肩を冷やさないということと次のイニングに備えるという意識の現われからその行動が始まったのだと思います。

日本以外の国でそのようなことを行う国はないと理解しています。

海外チームに聞いてみると、その理由は、イニング間の投球練習で十分であり、且つ無駄なボールは投げないということらしいです

 

よって、日本の投手は、スリーアウト目を奪って、ベンチに戻ってきたら汗を拭いて、水を飲んで、ブルペンに走り、2アウトになったらブルペンで次の回に備えてキャッチボールを開始し、チェンジになった瞬間にブルペンからマウンドに走るという如何にも滑稽な行動をとります。

グランド内でのキャッチボールが禁止されていますが、ブルペンはOKとされていますので。

ブルペンから投手が走るという行為は、新しい投手がマウンドに上がることというのが海外での常ですので、日本の投手がとる行動は面白く海外選手には映っていると思います。

 

松井君がブルペンから走ってくる姿を見て、やっぱり異様だなと改めて思った次第です。

 

たぶんプロは、来年から試合中のキャッチボールの禁止、社会人でも、テスト的に世界大会と同様のルールに変えてしまおうという動きになっています。

 

このように何気なく、テレビを見てても日本の野球と違うことがお分かり頂けるはずです。

北京で星野監督が負けた後に「あんなの野球じゃない」と吐き捨てたらしいですが、これが世界の野球、大会であるということをもっと広く野球界が知る必要があります。

 

オリンピックへの野球復活は、残念ながら今のところ道を閉ざされました。

野球大国である日本が、発展途上国などへの野球普及を行う使命を持っていると考えます。

野球界がもっともっと世界を意識する取り組みを行う必要があります。

携わっている者の一人として、更に強い想いを持ち、これから頑張って行きたいと思います。

 

雑感書くつもりでしたが、決意表明となってしまいました。

 

U18の次は、我々東アジア競技大会に出場するOverAge代表の出番です。

 

ご声援よろしくお願いします。