2012年8月8日水曜日

試合前の準備1

代表合宿終了記事を掲載しましたが、今回は、この合宿のミーティングで確認した基本中の基本の事項を記載します。
試合に臨むにあたっては、色々な準備が必要ですが、特に試合当日、球場に入ってからは入念な準備が必要です。
選手は、勿論、ランナーコーチ、スタッフが情報を共有しておかねばならない事項が多くあります。
私がミーティングで今回話した内容はグランドに入ってからの準備、特に試合前の確認事項についてです。
グランドに入ってからの確認事項は、以下点が挙げられます。
��.風の状況(強さ、風向き)
��.太陽の傾き具合(まぶしさ)
��.グランドの硬さと整備状況
��.マウンドの高さ
��.外野の芝の状況(打球の速さ)
��.ファールグラントの広さ
��.フェンスラバーにあたってからの跳ね返り
��.ベースライン際のバント打球の転がり具合
��.外野定位置から外野フェンスまでの距離
勿論、これ以外にも沢山挙げられますが、試合前に沢山のことを確認しておかねばならないことがお分かりでしょうか?
特に、アマチュア野球においては、試合会場が不特定多数となります。球場に到着したら、ゆっくりしている時間はないのです。アップの最中、シートノックの最中に、この情報を全部収集し、それをチーム内で情報共有することが大事です。
「分かっているさ」とお叱りを受けるかもしれませんが、意外にもこのことが出来ていないチームが多いです。野球においては、自然環境が勝敗を左右するケースは、他のスポーツと比較しても高いと思います。この環境を味方につけるためにも、この試合前の準備が必要となってきます。
事例をあげると、「3塁ランナーがパスボールの間に本塁突入したが、ラバーの跳ね返りが強く、捕手にボールが戻ってきてしまい、アウトになった」ケース。この類は、良く見受けられますが、これも試合前の3塁コーチャーの怠慢であり、防げるミスであったといえるでしょう。
試合前は、コンディショニングの調整に気を配るのは勿論のこと、試合をするための情報収集に極力注力しましょう。忘れがちになりますから、チェックシートのようなものを作って、スコアブックと持ち運び、毎試合チェックするようなことも一案かと思います。
このようなことを代表合宿で話しするのと思われるかもしれませんが、レベルが上がると意外にも忘れがちになるものなんです。


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